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Insta360の日本1号店に、5時間の行列ができた──リコーが作った市場を71%取った中国企業

2026年8月8日、東京・浅草。浅草寺の二天門前の交差点に、開店の5時間前から人が並びました。

店の名前はInsta360浅草本店。中国・深圳の会社が日本に開いた、初めての直営店です。

この行列を大きく報じたのは、日本のメディアではありませんでした。10日ほど遅れて、中国のメディアが一斉に書きました。

見出しはこうです。「中国製造は『売り出す』から『招き入れられる』へ」。そして本文には、キヤノンやパナソニックのカメラを背負ってきた日本人が並んでいた、と書かれています。

ただ、この記事で本当に押さえておきたいのは、行列そのものではありません。この会社が世界の7割を取っている「全天球カメラ」という商品を、最初に作ったのは日本のリコーだったという一点です。

浅草の交差点に、5時間の行列ができた

まず、何が起きたのかを順に押さえます。

開店は13時、8時から人が並んだ

Insta360の日本1号店は、2026年8月8日の土曜日にグランドオープンしました。場所は浅草寺の二天門前の交差点です。

中国新聞網の記事には、こう書かれています。

「门店原定13时正式迎客,但8时左右已有消费者到场排队,最长等待时间约5小时。为避免消费者在高温天气下长时间排队,店方提前发放入场券」

(店は13時に正式に開ける予定だったが、8時ごろにはすでに客が来て並び始めた。最長の待ち時間は約5時間。高温のなかで長く並ばせないよう、店側は事前に整理券を配った)

── 中国新聞網(2026年8月19日)

8月8日の東京は、真夏日でした。開店の5時間前から、炎天下に列ができていたということになります。

一日店長はハローキティだった

この日、店にはハローキティが一日店長として立っています。

創業者のJK氏——中国名を劉靖康といいます——は、日本の取材にこう答えています。

「私がハローキティ大好きなんです。それが一番大きな理由ですね。そして浅草もそうですが、ハローキティも日本の文化を代表する重要なシンボルだからです」

── Insta360創業者 JK氏(デジカメWatch・2026年8月10日)

浅草とハローキティ。日本人が「日本らしい」と思うものを、そのまま2つ並べた出店です。

なお、この日に展示されていた新製品「X6」は、まだ発売前でした。国内での正式発表は4日後の8月12日、価格は11万8,000円です。

中国のメディアは「売り込む側から、招かれる側へ」と書いた

ここからが本題です。この行列を、中国側がどう受け取ったか。

見出しに「キヤノンとパナソニックを背負って」と入っている

8月18日から19日にかけて、中国の主要ニュースサイトが一斉にこの店を取り上げました。見出しを並べると、方向がはっきり出ます。

媒体 見出しの日本語訳
中关村在线 中国製造は「売り出す」から「招き入れられる」へ:日本人がキヤノンとパナソニックを背負って5時間並び、国産カメラを買う
凤凰网 5時間並んだ!日本人が炎天下に行列してカメラ店に:キヤノンやパナソニックを背負ってきた人、わざわざ休みを取った人も
中国新聞網 日本の人々が中国製カメラのファンに 5時間並んで購入:「こんなにすごいカメラがあったのか」
新浪新闻 炎天下に5時間の行列!日本人が中国製カメラに殺到
中华网 日本人が5時間並んで中国製カメラを購入 ソフトの体験が勝敗を分けた

見出しにキヤノンとパナソニックの社名が入っているのが、この報道の性格をよく表しています。

並んでいる人が何を持っていたか。それが記事の核心として扱われています。「日本人が中国製品を買った」ではなく、「日本のカメラを持っている日本人が、中国製品のために並んだ」という形にしないと、この見出しは成立しません。

10年前は、逆方向だった

中关村在线の記事には、対比のための一文が入っています。

「十年前的时候,拍摄原创内容的摄像机爱好者们会跋山涉水去日本买摄像机」

(10年前、オリジナルの映像を撮る愛好家たちは、山を越え川を渡って日本にカメラを買いに行った)

── 中关村在线(2026年8月19日)

覚えている方も多いと思います。2010年代前半、銀座や秋葉原の家電量販店には、中国人の行列ができていました。炊飯器と温水洗浄便座とカメラが、その代表格でした。

その構図を、そのまま裏返して見せている。これが今回の報道の設計です。

微博の熱捜に2日連続で入った

この話題は、中国最大のSNSである微博の「熱捜」——検索急上昇ランキングにも入りました。

日付 順位 項目(原文)
2026年8月19日 16位 日本人烈日下大排长龙买中国相机
2026年8月20日 46位 同上

訳すと「日本人が炎天下に長い行列を作って中国製カメラを買う」。2日にわたってランキングに残っています。

同じ週、微博の熱捜には靖国神社をめぐる項目がいくつも並んでいました。そのなかにこの項目が混ざっている、という位置づけになります。

並んだ日本人は、何を評価したのか

では、並んだ人たちは何を買いに来たのでしょうか。

「ソフトの体験のほうが魅力的だった」

中国側の記事には、撮影歴30年近いという日本人の言葉が引かれています。

「相比其他品牌,它的软件体验更吸引我」

(ほかのブランドと比べて、この会社のソフトの体験のほうが魅力を感じる)

── 新浪新闻が引いた日本人購入者の発言(2026年8月20日)

この発言は中国語の記事に載っているもので、日本語の原文は確認できていません。中国メディアが日本人に取材して中国語に訳した、という形になります。実際にどういう日本語で語られたかは分からないため、上の日本語は原文の中国語からの訳です。

ただ、この「ソフトの体験」という言い方は、記事の核心を突いています。

全天球カメラは、周囲360度を丸ごと撮ります。撮ったあとに「どこを見せるか」を決める必要があり、その作業を自動でやってくれるかどうかが商品の価値を決めます。レンズやセンサーの性能ではなく、撮ったあとのソフトの出来で勝負が決まる商品だということです。

中华网が見出しに「ソフトの体験が勝敗を分けた」と付けたのも、同じ点を指しています。

半日で300万円

売上の数字も出ています。開業初日の半日で、300万円を超えたと複数の中国メディアが伝えています。

この会社の主力製品は数万円から10万円台です。単純に割れば、半日で数十台という規模になります。桁外れに大きい数字ではありません。にもかかわらず中国側が繰り返し書いているのは、金額そのものより「日本で売れた」という事実に意味を置いているからです。

10年前、並んでいたのは中国人のほうだった

中国側の記事が「山を越え川を渡って日本にカメラを買いに行った」と書いた、その時代を確認しておきます。

2015年の流行語大賞は「爆買い」だった

2015年、ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた言葉が「爆買い」です。

当時、中国人観光客が日本で買っていくものは「四宝」と呼ばれていました。炊飯器、魔法瓶、温水洗浄便座、セラミック包丁。これに医薬品と化粧品、そしてカメラが続きます。

銀座と秋葉原の家電量販店の前には、観光バスが列を作っていました。免税カウンターに並ぶ行列を、日本のテレビが毎日のように映していた時期です。

終わったのは、規制が入ったからだった

この現象は、2016年には目に見えて沈静化します。理由のひとつは、中国側の規制です。

2015年10月、中国国家外貨管理局が銀聯カードの海外での引き出しに上限を設けると発表しました。2016年1月1日から、1枚あたり年間10万元まで。持ち出せる金額そのものに蓋がされた形です。

2016年4〜6月期には、訪日中国人の1人あたり支出は22万円まで下がり、国別で5位に落ちました。

つまり、「爆買い」は日本の商品力が落ちたから終わったのではなく、外から制度で止められて終わったということです。

それから10年。今度は日本人のほうが、中国製品のために並んでいる——というのが、中国側の記事の骨格です。

この対比は中国メディアが作った構図であり、当サイトの評価ではありません。浅草の1店舗の行列と、10年前の全国規模の免税販売を同じ物差しで比べることはできません。ここでは「中国側がそう並べて書いた」という事実として扱っています。

この会社を作ったのは、電話番号を解いた大学生だった

Insta360を運営する影石創新科技は、深圳の会社です。日本ではほとんど知られていないので、成り立ちを押さえておきます。

湖南衛視の番組で有名になった

創業者の劉靖康は1991年生まれ。南京大学ソフトウェア学院の2010年入学組です。

学生時代、彼はテレビ番組で一躍知られる存在になりました。湖南衛視の番組で流れた映像から、ダイヤル音だけを頼りに、ある人物の携帯番号を割り出したのです。

相手は周鴻禕——中国のセキュリティ大手・奇虎360の創業者で、当時から中国IT業界の有名人でした。この一件で、劉靖康は「ネットの技術者」として名前が知られるようになります。

2014年、100万ドルから始まった

2013年、彼は「名校直播」という大学の講義を配信するアプリを作りました。ところが、スマートフォンのカメラでは撮りたい映像が撮れないという壁にぶつかります。

そこから、カメラそのものを作る方向に進みました。2014年5月、Insta360の全天球カメラが生まれます。中国の大手ベンチャーキャピタルIDGキャピタルから、100万ドルの初期投資を受けました。

深圳に移ったのは、2015年だった

創業は南京でしたが、劉靖康は2015年に会社を深圳へ移しています。

深圳は、ドローンのDJIを生んだ街です。部品の調達から試作、量産までが同じ都市の中で完結する。ハードウェアを作る会社にとっては、世界でもっとも早く回せる場所とされています。

2018年時点のこの会社は、従業員およそ200人、年間売上30億円ほどでした。すでに世界100か国以上で売っていましたが、規模としては中堅の域です。

その6年後の2024年、売上は55.7億元——日本円でおよそ1,100億円になりました。6年で30倍以上です。

2025年6月、上場初日に株価が285%上がった

そして2025年6月11日、影石創新は上海証券取引所の科創板(ハイテク企業向け市場)に上場します。

初値は公開価格の285%高。その日のうちに時価総額は700億元を超えました。同年8月28日の終値は352元で、時価総額は1,412億元——日本円にしておよそ3兆円規模に達しています。

業績の推移は次のとおりです。

売上高 純利益 出来事
2022年 20.4億元 4.1億元  
2023年 36.4億元 8.3億元  
2024年 55.7億元 9.9億元  
2025年6月 科創板に上場。初値は公開価格の285%高
2025年上半期 36.71億元 5.2億元 売上は前年同期比51.17%増。ただし純利益は0.25%増にとどまる

3年で売上が2.7倍になっています。

ただし、表の最後の行に注意してください。売上が51%伸びたのに、純利益はほぼ横ばいです。海外への出店や広告に金を使っている段階だ、ということになります。浅草の店も、その一部です。

影石創新の売上高推移2022年20.4億元、2023年36.4億元、2024年55.7億元、2025年上半期36.71億元と推移した棒グラフ影石創新(Insta360)の売上高(億元)20.42022年36.42023年55.72024年36.712025年上半期(半年で2023年通年に並ぶ)

全天球カメラを最初に作ったのは、リコーだった

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。

2013年10月、世界初だった

RICOH THETA(シータ)。ボタンを1回押すだけで周囲360度を丸ごと写す、手のひらサイズのカメラです。

リコーがこれを発売したのは2013年10月。欧米を皮切りに売り出しました。一般消費者向けの360度カメラとしては、世界で初めての製品です。

構想が始まったのは2009年ごろ。当時すでにスマートフォンのカメラが良くなり、デジタルカメラの市場は縮み始めていました。その一方で、SNSの普及によって「その場を丸ごと記録して人に見せたい」という需要が生まれつつありました。そこに賭けた製品です。

時系列にすると、こうなります。

出来事
2009年ごろ リコー社内で360度カメラの構想が始まる
2013年10月 RICOH THETA 発売。一般向け360度カメラとして世界初
2014年5月 中国でInsta360が生まれる。THETAの7か月後
2023年10月 THETA発売10周年
2025年6月 影石創新が上場。時価総額700億元超
2026年8月 浅草に日本1号店。中国側の集計で世界シェア71%

THETAの発売とInsta360の誕生は、わずか7か月しか離れていません。ほぼ同時にスタートした市場で、12年後に7割を取ったのは中国側でした。

なぜ日本は取り切れなかったのか

ここは断定できる材料がないので、事実だけを並べます。

THETAは、いまも売られています。製品としては続いています。ただ、リコーはこの分野に会社の重心を移しませんでした。リコーの本業は事務機——複合機とプリンターです。

一方の影石創新は、この1カテゴリーしかない会社です。全天球カメラとアクションカメラで、売上のほぼ全部を作っています。上場して集めた資金も、この分野に入ります。

片方は事務機会社の一製品。片方は社運を賭けた本業。12年かけて開いた差の説明として、これ以上のものは要らないのかもしれません。

GoProは、いま身売りを探している

この分野で日本のリコーと並んで先行していたのが、アメリカのGoProです。アクションカメラの代名詞だった会社です。

4〜6月の出荷は38%減

そのGoProが、いまどうなっているか。数字を並べます。

時期 数字
2025年通年 売上6億5,200万ドル(前年比19%減)/純損失9,348万ドル/カメラ販売200万台(前年250万台)
2026年4〜6月 売上1億490万ドル(31%減)/純損失5,100万ドル/出荷29万1,000台(38%減
2026年6月末 手元現金2,730万ドル(約40億円)

創業者でCEOのニック・ウッドマン氏は、会社売却を含む選択肢の検討が「後半段階」に入ったと説明しています。会社自身が「今後1年以内の継続企業としての存続に重大な不確実性がある」と書いている状態です。

特許訴訟でも、技術では負けた

GoProは、Insta360を特許侵害で訴えていました。その結論が2026年3月に出ています。

米国国際貿易委員会(ITC)の判断は、こう分かれました。

  • カメラの形(デザイン特許)については、GoProの主張が認められた。Insta360の旧型の一部に輸入差し止めが出た
  • ただし、手ぶれ補正など技術に関する特許5件は、すべて退けられた
  • Insta360の現行製品は、制限なく売り続けられる

形は真似かもしれないが、中身は真似ではない。先行者が守りたかったのは、まさに中身のほうでした。

日本のカメラ産業は、実は縮んでいない

ここまで読むと「日本のカメラはもう終わりか」という話に見えます。それは違います。数字を見ておきます。

台数は13分の1、金額は戻っている

カメラ映像機器工業会(CIPA)の統計です。日本メーカーが世界に出荷した台数と金額を集計しています。

  2010年(ピーク) 2025年
出荷台数 1億2,146万台 943万8,876台
平均単価 約1万3,500円 約9万3,300円
出荷金額 8,805億円(前年比106.8%)

台数は15年で13分の1以下になりました。スマートフォンに食われた分です。

ところが、平均単価は1万3,500円から9万3,300円へ、7倍近くに上がっています。その結果、出荷金額は2025年に8,805億円と、前年より増えました。金額ベースでは5年連続の増加です。

高いカメラは売れている

2025年の内訳を見ると、方向がはっきりします。

種類 出荷台数(前年比) 出荷金額(前年比)
ミラーレス 631万1,054台(112.5%) 6,987億円(103.4%)
コンパクト(レンズ一体型) 243万6,911台(129.6%) 1,514億円(148.9%)
一眼レフ 6万9,011台(69.3%) 303億円(64.3%)

いちばん伸びたのは、意外にもコンパクトカメラです。台数で3割増、金額で5割増。若い世代の「フィルムっぽい写り」を求める動きが指摘されています。

逆に、一眼レフは年間7万台を切りました。ミラーレスの100分の1です。長く日本のカメラの象徴だった形が、実質的に終わりつつあります。

日本の通販でも、すでに上位にいる

中国側の記事は、日本国内での販売順位にも触れています。楽天でカテゴリー首位、ヨドバシカメラでも同カテゴリーの上位を占めているという内容です。

新製品のX6については、発売から3日でアメリカ・ドイツ・日本のアマゾンのアクションカメラ売れ筋ランキングで首位に立ったとも書かれています。

これらの順位は中国メディアの記述であり、当サイトで各通販サイトの実際のランキングを確認したものではありません。企業広報が出した数字が中国メディア経由で流れている可能性があります。

ただ、価格を並べると、この会社が狙っている場所ははっきりします。

  価格
Insta360 X6(2026年8月12日発売) 11万8,000円
日本メーカーのカメラ 平均単価(2025年) 約9万3,300円
ミラーレス 平均単価(2025年) 約11万円

ミラーレス一眼と、ほぼ同じ値段です。安さで入ってきたわけではありません。日本メーカーの主力と同じ価格帯に、正面から置いています。

つまり、日本のカメラ産業は「数を売る商売」から「高いものを売る商売」に移って生き残ったということです。

そして、その移り方の副作用として——数万円の、若い人が最初に買う価格帯が、空きました。浅草に並んだ行列は、その空いた場所に立っています。

日本語では、この行列は記事になっていない

最後に、報道の非対称を確認します。

日本語で読める記事は、次のとおりです。

媒体 中身
Insta360公式/PR TIMES 8月8日オープンの告知。企業自身の発表
デジカメWatch 8月10日。「オープン前には行列も」と1行あり。創業者インタビューが中心
時事プレスリリース 企業のリリース転載

「5時間並んだ」という切り口の日本語記事は、確認できませんでした。デジカメWatchが行列の存在に触れていますが、時間も人数も書いていません。

「日本語で報じられていない」と言えるのは、検索で見つからなかったという範囲までです。存在しないことの証明ではありません。また、5時間という数字そのものが中国メディアの記述であり、日本側の一次的な確認は取れていません。

整理すると、こうなります。

  • 日本側——8月8日に、企業のリリースをもとにした店舗オープンの記事が出た。それで終わり
  • 中国側——10日ほど遅れた8月18日から19日にかけて、複数の大手サイトが「5時間の行列」として一斉に報じ、微博の熱捜に2日連続で入った

同じ出来事です。日本では新店の開店、中国では国の産業の話。切り取り方が完全に違います。

なぜ10日遅れたのかは分かりません。ただ、8月12日にX6が発売され、その直後にこの報道が集中していることは事実です。製品の発売に合わせた発信という側面は、考えておいたほうがよさそうです。

リコーが12年前に作った市場で、いま7割を持っているのは中国の会社です。その会社が浅草に店を出し、日本人が並び、その光景を中国が自国の記事にしている。

その記事を、日本語では誰も書いていません。

この記事で使った資料と、その確度

★が低いから使わない、という意味ではありません。★2でも、用途を限定すれば材料になります。何に使い、何に使わなかったかを右端に書きました。

確度 媒体 資料 評価の理由
★5 上海証券取引所/企業IR 影石創新科技(Arashi Vision)投資家情報 上場企業としての開示。売上・純利益の年次推移はここに帰着する数字を各報道が引いている
★5 一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA) CIPA デジタルカメラ統計 業界団体の集計値。2010年のピーク1億2,146万台と2025年実績はこの統計による
★5 リコー(RICOH360公式ブログ) RICOH THETA発売10周年記念対談 THETAが2013年10月発売で、一般向け360度カメラとして世界初だったことは、開発当事者の対談による。日本語の原文を読んでいる
★4 デジカメWatch(インプレス) Insta360直営店はキティ推し!? 創業者が語るその理由(2026年8月10日) 現地取材。オープン日と場所、創業者JK氏の日本語発言、「オープン前には行列も」の記述はここによる。本記事で鉤括弧をつけた同氏の発言はこの日本語原文による
★4 デジカメWatch(インプレス) 世界全体でレンズ一体型カメラが好調に 2025年デジタルカメラ生産出荷実績が公開(2026年3月3日) 2025年の出荷台数・金額・機種別内訳の細かい数字はここによる
★4 CineD GoPro、9,350万ドルの赤字とInsta360に対する特許訴訟で敗訴(2026年3月25日) ITCの判断内容(デザイン特許は認容、技術特許5件は却下)と2025年通年の業績。専門媒体で数字の出所が追える
★4 corriente.jp 苦境のGoPro、身売りのプロセスは「後半段階」に。カメラ出荷38%減、現金は約27億円(2026年8月12日) 2026年4〜6月期の売上・赤字・出荷台数・手元現金、および売却検討の段階についての記述
★4 Insta360 Japan(公式) Insta360、国内初のブランドストアを浅草にオープン 企業自身の発表。開店日と店舗の位置づけの確認にのみ使用。行列や販売実績の裏取りには使っていない
★4 Insta360 Japan(公式・PR TIMES) Insta360、8K 360度全景カメラ「X6」を発表 X6の発表日と仕様。価格11万8,000円の確認
★4 Forbes JAPAN 中国深センから映像革命を起こす26歳「Insta360」創業者の野望(2018年3月10日) 2018年時点で従業員約200人・年商30億円超という規模、2015年に深圳へ移った経緯。後年の急成長を測る基準として使用
★3 界面新闻 对话Insta360创始人刘靖康:28岁的产品「黑客少年」 劉靖康の生年、南京大学、周鴻禕の電話番号を割り出した件、2014年5月の創業とIDGキャピタルの100万ドル。本人インタビューだが中国語媒体で論調が入る
★3 中关村在线 中国制造从「卖出去」到「请进门」:日本人背着佳能松下排队5小时买国产相机(2026年8月19日) 本記事の中心的な材料。「売り出すから招き入れられるへ」の枠組みと「10年前は日本に買いに行った」の記述はここによる。ただし専門媒体であって一次取材の範囲は不明
★3 凤凰网 排队5小时!日本人烈日排长队打卡中国相机店(2026年8月19日) 「キヤノンやパナソニックを背負ってきた人」「わざわざ休みを取った人」の記述、IDCのシェア71%、初日半日300万円の数字
★3 中国新聞網 日本民众被中国相机圈粉 排队5小时购买(2026年8月19日) 「13時開店予定に8時から行列、最長5時間、整理券を配布」の原文はここによる。国営系通信社だが、本件は産業ニュースの扱い
★3 証券時報(stcn.com) 影石创新正式登陆科创板 开盘大涨285%总市值超700亿元 上場日2025年6月11日、初値の上昇率、時価総額700億元超
★3 第一財経(yicai.com) 股价创新高后,影石发布上市后首份财报:上半年净利润微增0.25% 2025年上半期の売上36.71億元・純利益5.2億元、および2022〜2024年の推移。「売上51%増でも利益は横ばい」という本記事の指摘はこの数字による
★2 新浪新闻 烈日下排5小时队!日本人疯抢中国相机(2026年8月20日) 撮影歴30年の日本人の発言はここによる。中国語のみで、日本語の原文は確認できていない。そのため本文では出所を明示し、注記を置いた
★2 中华网 日本民众排队5小时买中国相机 软件体验成胜负手(2026年8月19日) 見出しの傾向の確認のみに使用
★2 微博熱捜アーカイブ(justjavac/weibo-trending-hot-search) 微博熱捜アーカイブ 2026年8月19日 熱捜16位という順位はこの公開アーカイブによる。収集の網羅性は運営側の仕様に依存し、微博公式の記録ではない
★2 「爆買い」(Wikipedia) 爆買い(Wikipedia) 流行語大賞の年、「四宝」の内訳、2015年10月の銀聯カード規制、2016年の1人あたり支出22万円という事実関係の確認にのみ使用。個々の数字の一次資料には当たっていない

関連(当サイト既報)

中国のSNSで日本がどう語られているかは、当サイトで継続して扱っています。中国外務省が靖国神社を「戦犯神社」と呼び始めた件と、微博の熱捜1位になった石平参院議員の靖国参拝は、いずれも同じ8月の微博熱捜から拾ったものです。中国人観光客の減少がインバウンドの数字にどう出ているかも、あわせて参照してください。

編集者K

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